研究・論文
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こころの健康度・生活習慣に関する調査
Effects of socioeconomic factors on cardiovascular related symptoms among residents in Fukushima after the Great East Japan Earthquake : A cross-sectional study in the Fukushima Health Management Survey
東日本大震災後の避難生活者の循環器疾患症状の悪化に及ぼす社会経済要因の影響:福島県「県民健康調査」における横断研究の結果から
本研究は、福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センターにおいて平成23年度に避難区域を対象として集積した「こころの健康度・生活習慣に関する調査」を用い、社会経済要因と循環器疾患症状の悪化との関...
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健康診査
Changes in Hepatobiliary Enzyme Abnormality After the Great East Japan Earthquake : The Fukushima Health Management Survey
東日本大震災後の肝胆道系酵素異常における変化:福島県「県民健康調査」
東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所事故の後、肝胆道系酵素異常の頻度は上昇しましたが、長期的な傾向はいまだに分からないままです。災害後の肝胆道系酵素異常における長期的な傾向および、それら...
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基本調査
Representativeness of individual external doses estimated for one quarter of residents in the Fukushima Prefecture after the nuclear disaster: The Fukushima Health Management Survey
福島県民の約4分の1に対して評価された事故後の個人外部被ばく線量の代表性: 福島県「県民健康調査」
基本調査では、県民個々人に事故後4か月間の行動(居場所等)の記録を問診票にご記入いただき、それをもとに空間線量率マップを利用して個人ごとの外部被ばく線量を推計してきました。この問診票の対象者全体...
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健康診査
The impact of evacuation on the incidence of chronic kidney disease after the Great East Japan Earthquake : The Fukushima Health Management Survey
東日本大震災後のCKD発症における避難の影響:福島県「県民健康調査」から
背景:2011年の東日本大震災によって引き起こされた原子力発電所の事故のため、約14万6,000人が長期的な避難を余儀なくされました。災害が一定期間、生存者に高血圧を誘発させることは知られていま...
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基本調査
Chapter 13 – A Review of Studies on Thyroid Dose Estimation After the Fukushima Accident
第13章 福島原発事故後の甲状腺線量評価に関する研究のレビュー
福島第一原発事故によって甲状腺が受けた線量に関して、国内外の機関からの報告をまとめました。(1)国際機関からの報告世界保健機関(WHO)は2012年5月に「予備的線量評価...
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健康診査
Changes in Cardiovascular Risk Factors after the Great East Japan Earthquake : A Review of the Comprehensive Health Check in the Fukushima Health Management Survey
東日本大震災後の循環器危険因子の変化:福島県「県民健康調査」における 健康診査の結果のまとめ
2011年3月11日の東日本大震災により東京電力福島第一原子力発電所事故が起こりました。福島県においては、放射線濃度が高い地域に避難指示が出されました。避難者の多くは食事、身体活動等の生活習慣の...
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その他
Using and Explaining Individual Dosimetry Data: Case Study of Four Municipalities in Fukushima
個人線量計の測定値の使い方、説明の仕方:福島県4自治体での経験をもとに
原子力事故の際に、被ばくに対する防護の計画をするためには、個人がうける放射線量の測定が必要です。東京電力福島第一原子力発電所事故は、行政や科学者が住民の信頼を取り戻すことの難しさ、測定された数値...
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健康診査
Persistent prevalence of polycythemia among evacuees 4 years after the Great East Japan Earthquake : A follow-up study
東日本大震災4年後も継続する避難住民における多血症の発症:経過観察研究
我々は、東日本大震災後の2011-2012年の政府から避難指示のあった13自治体における健康診査(平均1.6年)において、避難をしている住民は避難していない住民と比較して多血症の発症が有意に高い...
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その他
Evaluating Risk Communication After the Fukushima Disaster Based on Nudge Theory
ナッジ理論による福島災害後のリスクコミュニケーションの評価
ナッジ理論と福島災害後のリスクコミュニケーションの事例を用いて、本稿では、リスクコミュニケーションの影響と正当性およびリスクコミュニケーションのシステムがどのように設計されるかについて議論しまし...
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基本調査
Early Intake of Radiocesium by Residents Living Near the TEPCO Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant After the Accident. Part 2: Relationship Between Internal Dose and Evacuation Behavior in Individuals
福島第一原発周辺に居住していた方の事故後初期のセシウム摂取-個人の避難行動と内部被ばく線量との関連
放射線医学総合研究所では、2011年6月27日から7月28日にかけて、飯舘村、浪江町などからの避難者を含む174名に関するホールボディカウンタ測定を実施しました。これらの方々についてセシウムによ...