第7回 2025(令和7)年2月20日開催
2025年 福島県立医科大学「県民健康調査」国際シンポジウム
お知らせ
2025/3/21 更新
「県民健康調査」から得られた最新の情報も含めた科学的知見等を国内外に発信することを目的に、国際シンポジウムを2月20日(木)に開催しました。
イベント概要
テーマ
ふくしまの経験を未来へ:健康増進と災害対応
日時・会場
2025(令和7)年2月20日(木)
福島県立医科大学 福島駅前キャンパス 多目的ホール
※会場参加及びライブ配信のハイブリッド開催
後援
- 福島県、福島県教育委員会、広島大学、長崎大学、福島大学、公立大学法人会津大学
- (公財)放射線影響研究所、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、福島国際研究教育機構(F-REI)
- 内閣府、復興庁、外務省、環境省
- 一般社団法人福島県医師会、一般社団法人福島県作業療法士会、一般社団法人福島県助産師会、一般社団法人福島県精神保健福祉協会、一般社団法人福島県病院協会、一般社団法人福島県薬剤師会、一般社団法人福島県理学療法士会、一般社団法人福島県臨床検査技師会、一般社団法人ふくしま連携復興センター、公益社団法人福島県看護協会、公益社団法人福島県歯科医師会、公益社団法人福島県診療放射線技師会、社会福祉法人福島県社会福祉協議会、福島医学会、福島県公認心理師会、福島県産婦人科医会、福島県臨床心理士会
- 福島民報社、福島民友新聞社、NHK福島放送局、福島テレビ、福島中央テレビ、福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島、ふくしまFM
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開催報告
概要
7回目となる今回は、「ふくしまの経験を未来へ:健康増進と災害対応」をテーマに、県民健康調査から得られた成果等を発表するこれまでのスタイルに加え、県民のみなさまが必要とする情報をよりわかりやすくお伝えする「県民公開講座」の要素を取り入れ、会場とZoom視聴のハイブリッド形式で開催しました。
国内外からお集まりいただいた7名の専門家により、関連領域の知見の発表や今後を展望する活発な議論が行われました。
オープニングセッションでは、安村誠司・当センター長が「福島県『県民健康調査』の概要」と題し、調査の全体像を説明しました。
基調講演では、国立台湾大学附属病院の鄭銘泰(チェン・ミンタイ)臨床講師が、台湾における原子力災害医療とその対応に関する発表と質疑応答を行いました。
セッション1「県民健康調査の成果を次世代につなぐ」では、県民健康調査の詳細調査のうち「甲状腺検査」、「こころの健康度・生活習慣に関する調査」及び「健康診査」について、当センターの鈴木聡准教授及び及川祐一助手並びに白河厚生総合病院第三内科の平井裕之副部長がそれぞれ発表し、引き続き行われたディスカッションでは参加者からの質疑応答を含め、活発な意見交換を行いました。
セッション2「県民公開講座」では、本学産科婦人科学講座の藤森敬也主任教授が「みなさんご存じですか?流産のこと、先天異常のこと」と題してクイズなども織り交ぜながら、また、本学放射線健康管理学講座の坪倉正治主任教授が「災害『後』の健康を守る」と題して、震災後の対策の進化と今からできる備えについて発表しました。
当日のプログラム詳細、各発表者のプロフィール等は「プログラム・要旨集」をご覧ください。
当日の様子
参加者
会場 83名、オンライン視聴 166名
計 249名
発表スライド
オープニングセッション
安村誠司 福島県「県民健康調査」の概要
基調講演
鄭 銘泰 台湾における原子力災害医療と対応
セッション1 県民健康調査の成果を次世代につなぐ
鈴木 聡 甲状腺検査の現状とこれから
及川祐一 新型コロナウイルス流行の影響について ここから調査と電話支援から
平井裕之 健康診査 13年でわかったこと
セッション2 県民公開講座
藤森敬也 みなさんご存じですか?流産のこと、先天異常のこと -県民健康調査・妊産婦調査結果もお話しします-
坪倉正治 災害「後」の健康を守る:震災後の対策の進化と今からできる備え
オンデマンド配信
オンデマンド配信は、YouTubeから視聴いただけます。