研究・論文
妊産婦に関する調査
Pregnancy and Birth Survey of the Fukushima Health Management Survey : Review of 4 Surveys Conducted Annually After the Disaster
福島県「県民健康調査」妊産婦に関する調査:震災後4年間の調査報告
要約
福島県立医科大学では、妊産婦のからだやこころの健康状態を把握し、必要に応じて電話相談などの支援を提供することを目的として、2011年度より福島県「県民健康調査」妊産婦に関する調査を実施しています。ここでは、2011年から2014年まで実施された4年間の調査から得られた主な研究結果をまとめました。初年度調査における早産、低出生体重児、先天奇形の全体的な割合は、全国調査の値とほぼ同様でした。また、母親のうつ傾向の割合は4年間を通じて約25%と変わりませんでした。要支援者の電話支援内容については、放射線に関する相談割合が、経年的に減少傾向を示しました。今後も福島県に住む母親への支援を提供するため、本調査を引き続き実施していく必要があります。
書誌情報
タイトル | Pregnancy and Birth Survey of the Fukushima Health Management Survey : Review of 4 Surveys Conducted Annually After the Disaster |
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著者 |
石井佳世子1)、後藤あや1)、太田操1)、安村誠司1)、藤森敬也1) |
掲載誌 | Asia Pacific Journal of Public Health. 2017 Mar;29(2_suppl):56S-62S. |
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