研究・論文
妊産婦に関する調査
Trends in pregnancy and birth after the Great East Japan earthquake and Fukushima Daiichi nuclear power plant accident in the Fukushima prefecture: A 7-year survey
福島県における東日本大震災および福島第一原子力発電所事故後の妊娠・出産の動向:7年間の調査
要約
本研究は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、2011年に福島県が開始した妊娠・出産調査の結果を分析することを目的としています。本調査は、震災後の福島県内の妊婦や母親の心身の健康状態を把握し、不安に対応し必要な支援を行うことを目的として行われました。過去7年間、母子健康手帳を受け取った妊婦102,425人にアンケートを送付し、そのうち50,996人から回答がありました。回答率は、初年度は58.2%と比較的高かったものの、その後は50%前後で推移していました。死産、早産率、低出生体重児出生率、先天性異常の発生率は、全国調査で報告されたものとほぼ同等でした。調査結果の分析から、震災は福島県の妊娠・出産に大きな影響を及ぼさなかったことが分かりました。
書誌情報
タイトル | Trends in pregnancy and birth after the Great East Japan earthquake and Fukushima Daiichi nuclear power plant accident in the Fukushima prefecture: A 7-year survey |
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著者 |
藤森敬也1, 2, 石井佳世子1, 経塚標2, 安田俊1, 2, 村田強志2, 後藤あや1, 3, 安村誠司1, 4, 太田操1, 5, 幡研一1, 6, 鈴木孝太1, 7, 中井章人1, 8, 大平哲也1, 9, 大戸斉1, 神谷研二1 |
掲載誌 | Health Effects of the Fukushima Nuclear Disaster 2022, Pages 81-98 Editors: Kenji Kamiya, Hitoshi Ohto, Masaharu Maeda 1st Edition |
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