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UNSCEARが本学において学生向け説明会を開催しました。

2022/07/29

原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR:アンスケア)の代表団が7月19日から22日まで来日し、アウトリーチ活動を展開しました。
ギリアン・ハース前議長、ボリスラバ・バタンジエーヴァ・メットカーフ事務局長、ミハイル・バロノフ博士の一行は、2021(令和3)年3月に公表した「2020年/2021年報告書(2011年東日本大震災後の福島第一原子力発電所における事故による放射線被ばくのレベルと影響:UNSCEAR2013年報告書刊行後に発表された知見の影響)」について、日本政府や地元住民、関係者などと意見交換を行いました。

その一環として、7月20日(水)、本学において学生向け説明会が開催され、医学部4年生を中心に学生約80名が参加しました。

代表団一行

左からメットカーフ事務局長、ハース前議長、バロノフ博士

学生向け説明会の様子

学生向け説明会の様子

※原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)
1950年代に大気圏内核実験が頻繁に行われた結果、環境中に放射性物質が大量に放出されました。こうした放射性降下物による環境や健康への影響について懸念が増大する中、1955年の国連総会決議により設立されました。UNSCEARは、科学的・中立的な立場から、放射線の人・環境等への影響等を調査・評価等を行い、毎年国連総会へ結果の概要を報告するとともに、数年ごとに詳細な報告書を出版しています。