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IAEAコンサルタンシーミーティングを開催しました
2025/03/21
国際原子力機関(IAEA)と本学の共同開催によるコンサルタンシーミーティングを、3月12日~13日に本学福島駅前キャンパスで開催しました。
IAEAと本学は、これまでも科学技術社会論(Science, Technology and Society -STS)研究に基づく問題認知と解決法の探求、放射線リスクコミュニケーションやその教育などを含む原子力緊急事態下でのさまざまな問題について、国際会議を開催してきました。新型コロナウイルス感染症の流行により、近年はオンラインでの開催が続いていましたが、今回は久しぶりに対面による開催となりました。
9か国から29名が参加し、ディスカッションやトレーニングを含む合計23件の発表があり、県民健康調査の最新結果、本学における学生を対象とした放射線教育の紹介、福島で実際に行われている放射線リスクコミュニケーション、原子力災害後の医療関係者と患者・住⺠とのコミュニケーションなど、さまざまな分野に焦点が当てられました。
今回の開催では、原子力災害に関するSTSについての議論が進むとともに、国内外の専門家間で福島の現状が共有されました。また、原子力事故後の被災地の協調的な復興と、原子力災害後のリスクコミュニケーション及び災害に対する備えの重要性が確認されました。